『これからも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
これまで、ずっと愛していました。
これからも、ずっと愛しています。
二人だけの部屋の隅で、あの人が私を抱き締める。
小さな窓から差し込む夕日が、部屋の中を薄暗く照らす。
「これからも、ずっと――
――ずっと、僕の特別な人でいてくれますか?」
温かな吐息とともに、柔らかな声が首筋に触れた。
いつも私の知らないところで、指先まで紅く濡らしている手は
私に触れるときだけ、雪を掴むように優しい。
これからも、ずっと一緒にいよう。
そう言ってくれていたあなたは
どこへ逝ってしまったの。
「これからも、ずっと」
その先にくる言葉にも、私はなにも感じる事が出来ない。
敵対的な言葉は別だが。
それにしても、この言葉だけで切るとポジティブな単語が浮かぶのは、まだ人間だからかな?
これからも、ずっとボクはキミといっしょにいるよ。
雨の日、捨てられたボクを拾ってくれたのは、キミだった。
糸もほつれて、綿が飛び出てボロボロだったボクを拾ってくれたんだ。
この人はとっても裁縫が得意なんだ。
チクチクチクチク、針を刺されたけど全然痛くなかった。全くもって気にならなかった。
前にいた場所と比べれば……
無事縫い終わったボクを見て、キミは「可愛いくまさんね」って、優しく微笑んでくれたんだ。撫でてくれたんだ。それがすごく嬉しくて、ずっとそばにいたいって思った。
――今日もボクは、キミのそばにいることが出来た。
あっ、今日はボクを抱きしめて寝るの?何か嫌なことでもあったのかな。……うん、いいよ。いっぱいぎゅってして?
これからも、ずっとボクはキミといっしょにいるよ。
……捨てない限りは、ね。
〜これからも、ずっと〜
「これからも、ずっと」
いつか別の世界の手が
私かあなたのどちらかを
さらいに来るのは分かっている
あるいは二人共 かもしれない
それでも明日も未来も
一緒にいられるように
今夜もこの言葉で
願をかけておこう
「これからも、ずっと」
朝日を浴びて目覚めて
眠い目を擦りながら学校に登校をして
帰ったら課題して
温かい布団で寝る
これが私の日常
人それぞれ
日常があって
出会いも別れも
そして
守りたいものもある
それが自分の理想じゃなくても
『私の日常』を
これからもずっと、
これからも、ずっと。私は囚われ続ける。
私の終わらせた物語に囚われ続ける。挫折して折り合いを付け続けて終わらせた物語だった。反応は勿論ない。
それでも好きな物語で、次の物語を書くことは考えてない程まだ囚われてる。
でも、世の中にずっとなんてない。
砂を噛むような毎日も、失敗した物語も。
いつかは状況が、心が変わっていく。
望む望まないにかかわらず。
だから今日の、これからも、ずっと。は、猶予付きのずっとなのだ。
#これからも、ずっと
物心ついたときから、私は体が弱かった。
食事はいつも鈍い鉄の味。身体は動かすたびに悲鳴を上げる。いつかこのまま目覚めないのではないかと、眠るのが怖かった。
そんな地獄で、私はあなたに出会った。
若い医者であるあなたは、私のことをどうにか助けようと必死だった。
毎日毎日必死に私を治すために奔走し、励ましの言葉をくれなかった日はない。
初めて救われた。
この世に生まれてよかったと思った。
こんな素敵なあなたの中は、私への想いで溢れている。
わたしの中への想いで溢れている。
私の身体を貪る病に感謝すらした。
これからも、ずっと。あなたは私を診続ける。
そう信じていた。
でも、あなたは優秀すぎた。
私を蝕む病の治療法を見つけてしまった。
なんて素敵な人なんだろう。
私の身体から、病を消し去った。
なんて残酷な人なんだろう。
私の身体から、あなたの興味を消し去った。
あなたは最初から私なんて診ていなかった。
私は、あなたしかみていなかったのに。
だから私は、私を蝕む病に力を貸すことにした。
あの日から、先生の私を診る目がより一層激しくなった。ギラギラとした目は、私だけを診ている。
「僕は間違ってはいない……僕は間違っては……。」
悪質なデマを広めたとして全てを失った先生は、今日も私を診てくる。
私さえ治せば全てが元通りになるなんて夢を見て。
あぁ、どうか。これからも、ずっと治らない私のことを見続けてくださいね……先生。
これからも、ずっと
そういう言葉をこれから先、何度自分の口から発することがあるだろうか…
伝えるには中々難しい言葉であり、
使う人を選ぶように、まず感じるものだ。
少なくとも、私は生涯生きてきてその言葉、もしくはそれに近しい言葉を告げたこともある。
ただ、その場合において必ずしも言葉通りになるかと言えばそうでもないのだ。
好きな人がいて、
いつまでもそばにいたい、いてほしい…
そう思ったときに言ったことがある。
それはちゃんと自分の中に大事なものとしてなのか、
記憶にただ残っているだけなのか、
まぁ、どちらにせよ女々しいのだ。
男性が、女性が、というつもりは毛頭ないのだが…
そういった切り替えの早さというのは当てはまっているようにも感じる
これもバーナム効果の一種なのかもしれないのだけれど…
あなたと過ごした時間、場所、その他諸々、
すべてが私の経験にはなっている
いつでもお礼を言いたいことはたくさんある。
自分が変わり者であるが故に、
いっしょにいられたことが幸せだった
そんな気持ちを、
これからも、ずっと
持ち続けるのか、それとも記憶の彼方においやってしまうのか…
理解はされなくとも、
自分の大事な記憶として何十年か先で見返すぐらいの余裕はあってもいいのかもしれない
ここには私とあなたしかいないのだから
これからも、ずっと
変わっていく
とどまらない
とまらない
無いことにならず
形を保ち続けることもない
絶え間なく変化して
それでいて同じ形のままあり続ける
これからも、ずっと
それがなされるとしたら
それを捉えることは出来ない
水面の水
空の月
宇宙と星々
これらよりずっと
果てしなく狭く果てしなく広い
これからも、ずっと
それを願ってしまうくらいに
終わってるなら
そこからがスタート
不幸せ幸せも維持するには
絶え間なく変化する継続力が必要
これからも、ずっと
忘れられず
思い出せもしない
特別な何かを抱えたりしなくていい
ちゃんと終わらせてあげて
ちゃんと始めよう
ちゃんとって判るのはずっと後だけど
誰かがたまに教えてくれたりするよ
気がつけばいつのまにかになってる
『これからも、ずっと』
私、ずっと言いたかった。
あなたに好きだって言いたかったの。
でも言えなかった。
好きだって言うチャンスはいくらでもあったのに、
言えなかったの。
なんで言えなかったんだろう。あなたに好きだって言いたかったのに。
あなたの隣には知らない人がいる。
私なんかよりもっと可愛かった。
仕方がないから私はこれからも、
ずっと影から見守るね。
「今日で、最後か。寂しくなるな。……なあ覚えてる?俺等が一番最初に出会った時のこと。俺がどうしようもなく酔ってる時も、笑いながら一緒に酒呑んでくれたよな。俺、あの時にお前に、ユキナに惚れたんだよ……。
その笑顔が大好きでさ。
……会えなくなる訳じゃないって分かってるんだけどさ、やっぱどうしようもなく寂しいんだ。遠く行っちゃったらさ、顔見に行くのも難しいだろ?だからさ、あの、最後にキスしてくんね……?」
「だめ!キスはおあずけだよ!!確かに私遠く行っちゃうけど、たいちさんが会いに来ればいい話でしょ?今日から2週間以内に遠くの私に会いに来てくれたら、その時キスしてあげる!一緒にデートしたり、ちょっと高級なとこでご飯食べたりなんかもしてさ。
……だからね、絶対に会いに来てよね!」
「ほ、本当?!じゃあ俺、絶対!絶対!!会いに行くから!待っててな!!」
「ふふ、ありがとう!ユキナ嬉しい。
これからも、ずっと私だけの金ヅルでいて?たいちさん♡」
⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌⇌
『歌舞伎町の変異株』
これからも、ずっと
そう思っていても
叶わないことが多い
ずっと続くのは難しい
だけどこれがずっと
続いて欲しいと思うことは
これからも出てくるだろう
そのうちの一つだけでも
希望が叶うといいな
これからも、ずっと
これこれも、ずっと人生続くと思ってた若い頃のわたし。
50歳過ぎたころ、気付きました。この人生、もう少ししたら終わりがやって来るって。
そしたら、わたしの中で何かが変わりました。抽象的な言い方だと、自分が世の中の中心で生きて行くのは辞めにしようと思ったのです。
それまでは自分中心の、酷いやつだったわたしなのです。
これからも、ずっと、
命が終わるときまで、その気づきを忘れずにいこうと思ってます。
これからも、ずっとそばに居させてください。
仲良しなあの子にそう言った
うん!ずっと一緒にいよーね
どこまでも
どこまでも
そして私はこう言ってから飛び立った
♯これからも、ずっと
「これからもずっと仲良くしようね!」と
差し出された手を弾いたのは、全部私でした。
今更、仲良くしようだなんて、
言えないのは仕方ありません。
全て自業自得ですから。
君を初めて見た時すぐに恋に落ちた。
二人の距離が縮まるのにそう時間はかからなかった。
僕から告白して君は顔を綻ばせて頷いてくれた。
付き合って3回目の遊園地デート、観覧車の中でしたキスは甘いチョコの味がしたね。
何度も喧嘩したし、その度に仲直りした。
けれど今日で恋人はおしまい。
この関係に終わりを告げよう。
「僕と、結婚してください」
そしてまた夫婦として共に手を取り歩んでいこう。
「愛しています」
これからも、ずっと
#これからも、ずっと
私は生まれつき頭の障害で勉強はおろかスポーツも活躍できた試しがない
顔は醜く、無口で一歩外に出れば歩くサンドバッグ
あいつは頭がおかしい、やっぱりだめだねあの子は
気持ち悪い、同じ空間にいたくない、いちいち言わないと分からないのか馬鹿がよ、あいつは何をやらしてもだめだ、その歳になってそんなこともわからないの
まだいたんだ、もう帰りな
これからも、ずっといじめられ続けるのだろう
だけど、それを当たり前にしないと、もはや生きていけない
人に心を開けない、心を開いて頑張って自分をさらけ出しても半年後にはそれは全て私の悪口に利用されいじめられる
こんな思いをするくらいなら誰とも関わらずに孤立し、心を閉ざし一人でいても心に大きな穴が開くだけ
どうやって生きればいいかももはや分からない
35歳になったら自分で自分の人生を終わらせよう
その頃には両親は死に、私を愛してくれる人も
悲しむ人もいなくなる
ただ今は悲しんでくれる人のためだけ生きていればいい
誰からも否定されてもいい
何も信じて生きなくてもいいのだ
これからも、ずっと
ずっと
二匹とも人懐っこくて
後から来たわたしにも
とてもなれてくれて
膝に乗ってきたり
顔を舐めてきたり
かわるがわる挨拶してくれたり
時には飛びついてきて
抱っこをせがんだり
常に傍で喉を鳴らしている
そんなあなた達と
これからもずっとずーっと
一緒に居たいと思うことは
贅沢なんでしょうか