『この世界は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この世界は
理不尽できていた
私たちは理不尽な事に巻き込まれながら
日々、言葉を探しながら生きている
ああ言えばこう言われ
それでも嫌われないように
自分の気持ちを押し殺してまで
相手に伝えたい気持ち
そんな理不尽と戦う私たちは
偉い、強い、美しい
それでも生き続けるあなたが愛おしい
だけど自分を殺してまで
何かを伝えなきゃいけない相手ですか?
この世界は理不尽に満ちている。
手に入らないものを求めて彷徨うばかりだ。
この世界は愛に満ちている。
慈しむ心に果てはないのだろう。
この世界は矛盾に満ちている。
傷つく誰かの隣で誰かが笑っている。
この世界は。
この世界は
1日の終わり、今日も疲れたなーって窓から空を眺める。
毎日同じことの繰り返しじゃん。世の中狭いなぁ。
…星が綺麗に見れる場所で良かった。星座とかなぁ、
昔の人は凄いな。想像力が豊かなんだな。
いや、もしかして本当にあったことなのかもしれない。
いやいや、現在進行形かもしれないぞ。だってほら、
あの薄い雲ドラゴンみたいじゃないか?…うわ、
未確認生物とか信じると世界が広がって楽しいぞ…あれ、
この世界は広いのかもしれない
この世界は 素敵が
いっぱい
色とりどりのお花
青い空 爽やかな風
自然が美しい日本
この世界には、あなたが居た。
でも、もうこの世界のどこにも居ない。
貴方が燃えた、その残りも。
髪の毛1本さえ。
何もかも残っていない。
貴方は中途半端を嫌っていたね。
貴方の形はもう、この世界のどこにもないのに。
私だけが貴方を覚えている。
これは、中途半端なのかな。
じゃあ私が消えたら良いのかな。
そうしたら、私の残りはどこにもないのに、
私のことを覚えている人が出てくるね。
どうしよう?
この世界は中途半端だ。きっと。
こんな考えも中途半端に涙で途切れてしまう。
この世界ごと無くしてしまえたら、
こんなつまらないことを考えることも無くなるのに。
「この世界は」
生きていれば、うまく行かないこと、大変なこと、落ち込むこと、色々あると思う。
でも下を向いていたって、そこには答えなんてないでしょ。
顔を上げて、ほら、笑ってみて。
この世界は素晴らしい。
あなたがいるから。
テーマ:この世界は #64
「あ、また一つ増えた」
冷たい風が僕の頬を撫でる。
真っ暗な夜の中、ビルの最上階から街を見下ろす。
『全く、懲りないねぇ…人間は』
僕の隣でそう呟くのは、人外といったほうがいいのだろうか。
まぁ、何にせよ人間ではない。しかし、そこに存在しているナニカだ。
『なぁ、真(まこと)』
ナニカ、ことシャドウが僕の名前を呼ぶ。
『人間はいつになったら眠るんだ?』
僕は何も言わなかった。ただ夜の街の光を睨む。
『おーい、真ぉ…』
シャドウがかまってもらえないからか、うるさい。
「僕に聞かないでもらえる? 僕だってこの光がうざったいんだ。はやく、無くしたいんだからさ」
僕は光を見つめたまま言った。
『じゃあ、早く始めちまえばいいじゃねぇか』
シャドウはそう言ってケケケッと笑う。
・・
「わかってるよ。もう少しで条件が揃う」
僕は今度は真上を見る。今日は月が三日月だ。
下弦の月。
それは新月がもうすぐくる合図だ。
そしたら僕たちが開放される。
この世界は僕たちの物へと変わるんだ。
※明日へ続きます。
これから少しの間、リレー小説になります。
短編が好きだという方はしばらくお待ち下さい。
by狼星
この世界は、今、大きく変わろうとしている、らしい。
シンギュラリティ。
AIが人間の能力を完全に超える日が、もう10年以内に迫っている、とか。
そうなったらいま人間がやっている仕事は――――創造性のあるものからお店の定員から土木工事から何から何まで、最終的にAIに取って代わられる、のだそうだ。
人間の仕事はなくなるのだとか。嘘か真かは未来になってみないと判らないけれど。
「でも今はシゴトがある」
だから私は求人票を見ている。ああ、早くシゴト無くならないかなあ、と思いながら。
でもシゴトが無くなったら人間の価値はどこにあることになるのだろうか、とも思うのだ。
趣味の追求になるのだろうか? そうしたら楽しいだろうけど、本能に忠実に生きることになるとしたら動物と変わらないのでは?
この世界の未来は人間にとって明るいのか、どうか。
この世界は
理不尽なことばかりだ
死ぬために生かされ
無くすために貰うのだから
永遠に続くものなどない
だけど、終わりがあるからこそ、輝けるのかもしれない
死があるからこそ生が存在する
無くなるからこそ、それは価値のあるものになる
この世界はきっと、そういう場所だ
歴史から学ぶとかいうけどさ
国のお偉いさん方は優秀なはずなのに
このウイルスについてさ
同じこと繰り返してる
もう3年目だけど
私たちの世界と違うとこに住んでんのかな?
青春を謳歌しそびれつつある娘がつぶやく
SNSではなく テレビにでもなく
自粛とかいう懐かしい言葉
久々の家族団欒中に
中2の娘がつぶやく
この世界はどこに向かってる
大丈夫なフリをしてるだけやん‥って
言い得て妙
この世界 しなやか作
『この世界は』
猫の目ほどの
小さな世界
この世界は
言葉で語れば
数行で終わる
その中に
ある花が咲き
愛をうたうという
求める者は数知れず
けれど
花の色さえ
誰も見ることは叶わなかった
宙に漂う小さな世界
花は枯れず
愛をうたう
この世界は無色の命が集まって出来ている
透明な小さいモノが積まれて
そこから色の命が生まれる
真っ暗な闇に包まれて宙の橋を渡る命もある
命たちはただただ 生きる ことを考える
そうやって世界は己の存在価値を知らずに
新しい未来をつくるのだ
この世界は
この世界は幻だとか‥。
量子物理学の世界では、そんな話のようです。
幻なら、大切なあなたとのひと時もあわぶくのような物なのでしょうか。
いいえ、わたしには大切な時間です。
今夜も楽しくあなたと過ごします。
例え幻でもわたしは、大切に暮らします。
この世界は
この世界はなにでできてる?
涙の雨と、残酷なニュースと、
叶えられない夢と、
少しの笑顔でできている。
何度繰り返しても
この世界は
美しく
冷たいのね
「この世界は」
と、誰かが講義をしていた。それをつまらないと思って聞き流したせいで、私は詳細を何も覚えていない。
ただ、最初の一節を思い出せたのは、
この世界がもう、どこにもないからなのだろうか。
この世界は
いつからこんなに消費が激しくなったのだろう
無限に流れる情報資源を消化出来ずに
次々に流れてくる、ありとあらゆるネタ
定番と期間限定が両立する
回転寿司の方が100倍マシだ
情報資源は期間限定かつ消費期限が短い
この世界は、
食事さえもゆっくりできないようになったらしい
果てしなく残酷だ。
そうは思わないだろうか。
早く将来を決めれたり、夢がある者だけが優遇され、
そうでない人間は悪いように見られる。
僕らは僕らなのに、周囲はそれを理解しようとしないし
歩み寄ろうともしない。
これが民主主義?平和?笑わせる。
もしこれ等を例えるのなら、これは“平和ボケ”というのだろうか…
まぁ僕には関係ないが。
目まぐるしい変化を常に続け急ぐ事を要されるこんな社会、息苦しいったらありゃしない。
こういう事を言えば必ず、やれそれは逃げだの、お前は卑怯で臆病者、などと囃し立てる人間が存在するが僕から言わせてみれば、彼等は逃げる勇気すら持ち得なかった真の弱者。彼等こそが真の卑怯で臆病者といっていいだろう。
逃げないのが偉いんじゃない、諦めないのが偉いんじゃない、自分を大切にし現実と引き際を理解できる人間こそがいつの世も一番偉いんだ。
この世は辛いし理不尽だ。
悲しいし、恨む時だってある。
でも僕等は生きるのを止めては…進むことを止めてはいけない。
何故ならそれが〈生きる〉という事であり人間なのだから。
「この世界は」
理不尽や普通に苦しめられるこの世界は
どうしようもなく醜く、鬱くしい。
【この世界は】
この世界は"善"に溢れている素晴らしい世界だと思っていた
でもそれは人間に似ていて、表面上だけの存在なのだ
自分が知らないところで新たな面ができるように、
自分の知らないところで新たな出会いがあるように、
自分の知らないところで新たな命が宿るように、
この世界は理不尽なのだ
自分の知らないところで人が死ぬように、
これはあくまで自論だが、この世界は喜びで満ちている
だから笑顔の花束ができる。
だから争いが起こる。
だから自分を殺してしまう。
そうゆうものなのだ。
私が何を訴えたってこの世界が劇的に変わる訳ではない
だからこそ世界は素晴らしい
だからこそこの世界を通して成長できる
これはあくまで自論だが、この世界は素晴らしい
だから私はこの理不尽で素敵な星と向き合い続ける