『お祭り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「お祭り」
小学生のとき、父がカメラを買ってくれた
嬉しくてその年は地元のお祭りにもカメラを持っていき、友達とたくさん写真を撮った
それとは別で、定期購読していた雑誌の付録で“写真にも書けるペン”という物も持っていた。ラメ入りである
察しの良い方はオチがもう分かるであろう
私達は現像した写真にデコレーションを施した。それはもうゴリゴリ書いた
いらんことした
★お祭り
もう何年もお祭りに行ってない。
小学生の時は、毎年必ず行ってたのに。
当時は、夜に友達と遊べるのが新鮮で、あの特別感が私は本当に好きだった。
学校の近くの神社のお祭りは、特によく行った。屋台の焼きそばが好きで、いつも親友と一緒に食べた。
商店街のお祭りに家族で行った時、父がピカピカ光る扇風機を買ってくれて、とても嬉しかったのを覚えてる。
思い出すと、胸が苦しい。
思い出は美化されるというけど、あの頃の私は、本当に輝いていたなぁ。
いつかもう一度、お祭りに行こう。
そうしたらまた、輝ける気がする。
夏の楽しみと言えば花火大会だ。
浴衣や甚平を羽織り、花火を見る。
なかでもいちばんの楽しみは屋台である。
ずらりと並ぶ屋台を見ると、毎回興奮して何を食べようか迷ってしまう。
今年は何を食べよう。
今日は地元のお祭りだ。
戦隊モノの仮面をつけて走る男の子や、
おめかしして誰かを待っている女の子、、、。
私も去年までは''そこ''にたっていたのかと思うと
目の奥がじんとして視界がにじむ
「もうすぐ一周忌か、、」
そんなことを呟きながら母との会話を思い出す
「ままっ!!あそこの焼きそば食べよーよ!」
「もうっ!、高校生なのよ?」
そう言って母がフフっと笑う。
そんな母につられて、私もクスッと笑ってしまう。
忘れていた母との思い出が
今では鮮明に蘇ってくる。
「あっ、この屋台、、」
出店を見て回っていると、
母と一緒に食べた焼きそばの屋台が立っていた。
「、、、あの頃に、、っ、、、戻りたいっ、、、」
張り詰めていた涙腺が一気にゆるんでいく
それに出逢うと胸が高鳴る。恋にも似たトキメキを覚える。
正にこの世はお祭り騒ぎ。
単純な脳みそはすぐにアドレナリンを分泌する。
僕の推しへ いつもありがとう
#お祭り
星あかり
かき消すほどの街灯り
賑わう雑踏を
きみに手を繋がれて
下駄の音ならしながら
駆け抜けたあの日
少し遠ざかる祭囃子の中
空には色彩の花の色
見上げた夜空の艶やかさ
頬に感じた
くちびるの熱
今も忘れない
太鼓の音に鼓動が重なる
あのときめきも
夏の思い出
・お祭り
小さい頃、お祭りの出店でしかクレープを食べられなかった。毎年欠かさず買ってもらってた。年に一度のジャンクな味。
中学校の校区で
毎年、夏に商店街が
主催する『お祭り』
小心者のわたしは
正真正銘の
“見るアホウ”だった
それでも
中学校の頃までは
ワクワクできた
祭りの夜には
何か期待する事が
あったから
今はない
まー
お祭り
他所から見たらわけわからんもんがほとんどで(牛追い祭りとか)、なぜなら自分たちのために神様に捧げるもんだから当たり前なんだけど、今や観光資源と化してるから分かってもらわなければならないという必要性が生じている。
ひっそりとしたお祭り開いても一銭の徳にもならないもんね。屋台とか値段たっかい。そういう自分たちのためだけの祭りもいつか見てみたいけど、資本主義に淘汰されてそう…。
わくわくするな
ベビーカステラは買ってしまうな
花火があれば最高だ
浴衣着て、彼とデートしたいな
夏だな
わくわくする
夜にしては似合わない明るい灯り
夜にしては大きい音楽と人々の声
小さなお店が幾つも並び
その一つ一つに人が並ぶ
誰かと入れば行きたいけれど
私の周りには誰もない
「お祭り」・無銘
20回目の夏。
私はもう、大人になってしまった。貴方は大好きだったけど、私は未だにメロン味のかき氷が苦手だった。
あの時から、3度目の夏祭り。
貴方は、夏の風にさらわれたまま、私を、置いていったのだった。
メロン味のかき氷は、もはや熔けて、ただの液体になっていた。
子供の頃は夏になると中央町の街を面白い格好をした人たちが賑やかなパフォーマンスをしながら練り歩いて室蘭の市民を活気ずけてくれました。明るく楽しい思い出でした。もう一度見たいなと思います。
四年に一度のスポーツの祭典では
生首持ったマリーアントワネットがピアフの歌を歌い、血しぶきテープに赤い血煙。
キラキラのゴンドラにはプリマドンナ。
美しい旋律。赤と金のコントラスト。
セーヌ川では絵画の登場人物が、船くらいの大きな顔を川から半分覗かせて、妙に潤んだ目をキョロキョロ。
空には赤いハートの煙幕。
vive la France!と言わんばかりだね。
「お祭り」
お祭り
屋台
踊り
パレード
精霊流し
神楽
神輿
巫女舞
花火
ワクワクして
心が浄化されるようで
全部好き
約束の時間から約1時間後彼女からの連絡が来た
「煙草吸ったらそっちに行くね」
これが僕等の日常だ それでも今日の僕は気持ちが違う
何故なら彼女とはじめてお祭りに行くからだ
飾られた道路に暗闇を彩る提灯 遠くから聞こえる和太鼓に
花火よりメインと言いたくなる程の屋台の行列
僕がそんな人混みに態々行く理由は彼女の一言がきっかけだった
「今年は好きな人と花火とか見に行ってみたいかも」
彼女はそれをどう言う意図で僕に言ったかは分からない
でも必然と今しか無い事を感じ取った
「なら、今年は一緒に行ってみる?」
僕達は付き合って居ない そんな僕が君にこれを言う事は
許されるのだろうか
少しの沈黙の後彼女は
「仕方ないから妥協してあげる」
これすら愛おしかった事を昨日のように覚えている
そんな約束を1時間遅刻した彼女
こんな言い方をしているが特に気にしては居ない
この心拍数がばれないかの方が心配だった
音楽を聴いて落ち着いてた僕の肩にとんとんと振動が走った
目を開けるとそこには黒を貴重に白と青で彩られた
浴衣を着た君が居た
「久し振りに会うから 可愛い僕で会いたくて」
そんな照れた顔で可愛い事を言わないでよ
「かわいい、本当に可愛いよ 僕の為に着てくれたの?」
「自意識過剰って言いたいけど今日は認めてあげる」
そんな先輩が愛おしくて仕方なくて僕は強く抱き締めた
「夏なんて一瞬で終わるから全力で楽しもうね」
その言葉の意味が更新される事はこの夏が最後だった
そこから2年僕は毎年1人で手持ち花火をする
ぱちぱちと綺麗に弾ける線香花火も最後は静かに落ちてしまう
もう少し、もう少し、そんなことを願えど叶う事は無い
「美化しなくても僕から見える先輩はこれぐらい綺麗で儚い者だった」
だから僕はあの日以降の夏1人で手持ち花火をする事を決めている
__お祭り。
2024年7月29日
好きな人と初めてお祭りに行った。
浴衣も着た。
美味しい屋台も沢山食べた。
手も繋いだ。
でもなんか違う。
友達と行く夏祭りの方が私には合ってるのかも。
お祭り
お祭りに行くと、ソーダがよく売っている。私は、和太鼓の音に胸を打たれながら飲むソーダが、好き。ソーダを、ポン、と音をたててあけると、その衝撃に細かな炭酸の泡が、弾ける。ソーダを口に注ごうとすれば、中のビー玉が、カランカラン、と音を奏でる。いざ、口に入ると、柔らかい刺激が口内を独占し、甘さを和らげてくれる。私を感動させた和太鼓の音は、心を踊らせてくれている。そんななか、ソーダを一口飲み込むと、ふぅ、っと、安心しきったため息がでる。幸せが私の中で、溢れかえってしまったかのように。その後、ビー玉は、いつもの定位置に戻り、炭酸の泡が弾け、飛んでいってしまわないよう、軽く蓋をする。私がソーダを飲む間に、皆は盆踊りをして、祭りを盛り上げてくれている。そんな背景も相まって、ソーダは、より一層美味しく感じる。
こんな、一瞬の幸せが、ずっと続いて欲しい。
祭りのあとの 静けさに似た 帰り道
言葉探して 挙句飲み込んだ 夕焼け空
前をゆく君の影と 並んで歩く
ねぇ、今日は どんな事があったの
朝になる その頃には また別の顔で
熱かった眼の奥 冷たい頰 忘れたら元通り
お題「お祭り」458
あんまりにも暑い日が続くので、クリスマスのプレゼント交換で貰ったビニールプールをベランダに出した。ギチギチしてる。
ビニールプールの縁にホースの出口のほうをテープでとめると、キッチンの蛇口にホースのもう一方の口を、取り付けて。
ペイッとハンドルをはね上げて、ベランダにとんぼ返り。
ビニールプールの底に、水が跳ねながら溜まっていく。
ホースから出てくる温い水が段々と冷たい水へと変わっていき、さっそく両足をプールの中に入れた。
踝まで、だが足裏が冷えて気持ちいい。
早くいっぱいにならないかなあ、と足の指を閉じたり開いたりしながら、マイペースに水を吐きつづけるホースを見つめた。
テーマ「お祭り」