『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【いつも捨てられないもの】
いつも私は捨てられる
私はトモダチを信じてた。
なのに、なんでッ
私のどこがだめ?
だけど、親とは違って、
信じてたいと思ってるから
いつも捨てられないんだよ。
自分への甘えと、表現することは一生捨てられないかな。多分何年経っても何してても歌うことも絵を描くことも好き。そして何年経っても自分に厳しく行動できないと思う。
ぬいぐるみとか、きっともっと沢山あるんだろうなーとは思った。だけど、結局形あるものだから。手放しちゃえば、もう元通りなんてないからなぁ。
夏の日の午後、部屋の隅に転がったビー玉の入った缶を久しぶりに開いた。
「わ、こんなに集めてたんだ……」
缶のおかげか埃は被っていなかった。だけど、何処かくすんでいてあのときの輝きとはかけ離れている。
「ちょっと! 捨てるものあるなら早く持ってきな!」
「あ、待って! 今行く!」
プリントやら何時ぞやの学習ノートやらを抱え階段を降りていく。チープな文字で彩られた缶は部屋の片隅に置いたまま。
いつまでも捨てられないもの。本。
いつまでも捨てられないもの。過去。
捨てようと思えば捨てられる。本なんて、ここから数十メートル離れたゴミ捨て場に放り投げれば済む。じゃあ、捨てることで得をするかっていうと、しない。本を捨てられない理由は、まだ読みたいから。
捨てようと思っても捨てられない。過去はずっと僕の頭にこびりついて、離れない。義務だってそうだ。僕の中にあるほのかな正義感が捨てることを許してくれない。過去を捨てられない理由は、まだ理想の中に浸っていたいから。過去を一所懸命に美化しようとする自分に腹が立つ。
いつまでも捨てたくないもの。尊厳。
いつかは捨てなければならないもの。自分。
ずっと捨てれないものがある
小さな頃からの夢
三十路になってからもまだ叶えてあげられない
周りは結婚出産育児
みんな口々に自分の幸せを語る
私は不幸せなんだと思う
結婚出産育児よりも自分の夢の方をとった
かろうじで入りかけた時があるが上手くいかなかった
多分今年で今後が決まる
私は一生不幸せか幸せか
いつまでも捨てられないもの
それは命
でもいつかはなくなってしまう
それを覚悟で
【いつまでも捨てられないもの】
ぼろぼろになったぬいぐるみ
幼い日の思い出
目に見えない大切なもの
みらいの私のたからもの
いつまでも捨てられないものは、愛だと想う。
人間愛されないと何もする気が出ない。
愛されていないから自分は生きてる価値がないとか想うようにもなる。
◯にたいなんて思わないで。
物は捨てられる
人も捨てられる
記憶も捨てれるように見えるけど
いつまでも捨てられないものである
捨てられた物や人は
捨てた人のこと
ちゃんと覚えてる
『いつまでも捨てられないもの』🧡
君にとって何気ないものでも
僕にとっては宝物
そんなもの
ひとつやふたつ
あるでしょ?
だったら
そんな目で見ないで。
「いつまでも捨てられないもの」
君と過ごした思い出を忘れないなくて
"ごめんね"
今でもふらっと現れるんじゃないかって
夢の中では笑顔でキスをしてくれて
"ありがとう"
僕はずっと背負って生きるよ
"愛してるよ"
んー…なんやろ
色々諸々全てかな…
(いつまでも捨てられないもの)
『お題:いつまでも捨てられないもの』
もはや中毒だ。
何度も何度も手を出して、暴れ回るように貪って、やめたい気持ちはあるのにどうしても欲望を捨てられない。
中毒性があるのがいけないのか、依存気質になってる自分がいけないのか。
答えは誰も知る由もない。
塩っ気を帯びた硬いようで柔らかなあの体躯。
その味を占めたら、もうこの衝動は捨てられない。
やめられない、とまらない。か○ぱえびせん。
いつまでも捨てられないもの
6年付き合った彼女からもらったもの。
まぁ向こうが浮気した上でフラレたんだけどさ…。
いつまでも捨てられない
でも大丈夫
いつまでも持っていたら
いつか手放せる日がくる
その日までゆっくり待とう
【いつまでも捨てられないもの】
自分を捨てたい。カメレオンみたいに
うまく溶け込んで、うまく生きていきたい。
願われる姿になって、自分を殺せたら、
いつまでも捨てられないもの
捨てればいいのに、いつか使うとかね
ある人への思い…
もう忘れたかな、なんて思っていても
ふとあの人を思って記憶をたどっている自分がいる。
いつまでもすてられないもの…
大切だからこそ
気づいてる?それって愛情っていうんだよ。
僕にはいつまで捨てられないものがあります。それは小さい頃に母に買ってもらった毛布です。高校生になった今も肌身離さず持っている宝物です。
「いつまでも捨てられないもの」
・私の親友!
助け合える存在、頼れる存在後
大切な大切な親友だから
・家族
大事な存在、頼れる存在
・友達
助け合える存在
・思い出の物
色んな事が思い出せるから
(もう4年経つんだ)
動かなくなった時計を腕にはめた。普段は部屋の飾り棚に隠れるようにして置いてあるそれは、私の腕によく馴染んだ。動かなくなった4年前まで毎日のように着けていたのだから、当たり前なのかもしれない。
中学生の時に、千里ちゃんが誕生日プレゼントにくれたのだ。当時の私にとって、中学生が腕時計をプレゼントって結構凄いことで。間違いじゃないか、本当に貰っても良いのか、千里ちゃんに何度も確認をした。
千里ちゃんは大笑いしながら「貰って貰って。だって一番の友達じゃん」って言うものだから、私は思わず抱きついてしまった。
私と千里ちゃんは一番の友達。
千里ちゃんが県外に出た4年前から、私は自信を持って言うことが出来なくなっていた。
関係を絶っている訳では無いけれど、もう随分と千里ちゃんから連絡は来ていない。私からメッセージを送ることもあったけれど当たり障りの無い会話で終わるのが何故か妙に苦しくて、あまり頻度は多くない。
(なんでこうなっちゃったのかな)
距離が離れるだけで、こんなにも関係が変わるとは思っていなかった。
千里ちゃんは今が楽しいんだと思う。
私を過去にした千里ちゃんは見る目が無いと思う。
私も、私だって今を生きているのに。
腕で顔を覆う。腕時計がおでこに当たり、その冷たさが伝わった。
(違う。分かってる)
千里ちゃんも、そして私も、多分悪くないんだと思う。だから、何も出来ない。
「……動かないかなー」
腕で顔を覆ったまま、独りごちた。願いはきっとシンプルで、ただ動いてほしいだけだった。
/いつまでも捨てられないもの