『ありがとう、ごめんね』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
家とやらを引っ越すらしい。
私たち猫は家につく。
だから私は、この家に残るつもりだった。
けれど、人間たちに四角い箱に詰められた。
「ありがとう、ごめんね」
良い人に拾われるんだよ。
そう言い残して、人間たちは何処かへ行った。
「貴方の事を裏切ってしまってごめんなさい
貴方の事を信用出来なくてごめんなさい
貴方の好きな物、嫌いな物を理解出来なくてごめんなさい
貴方の側から居なくなってごめんなさい
そして、最後まで一緒に居てくれてありがとう」
なんて友達に言われたら絶対にたいられないだろうな
貴方との日々は今でも忘れられないぐらい幸せで楽しかった。
いっときの感情であなたを振ったとことても後悔している。
自分から振ったくせに復縁したいとか言ってわがままでごめん。
こんな私を別れてからも一途に好きでいてくれてありがとう
もうあなたに会えないのはわかっているけど、さよならだけはいわない。ありがとうそして本当にごめん悲しい思いをさせた
またね。
「ごめん」
君はいつも何かある度そう言う
言い続けて価値の下がったその言葉に意味はなくて
もう癖になっちゃったんだって
それを許して欲しいんだって
だからまたくり返す
僕はもう呆れて、なんでも許してしまうようになった
悪気があるなら大丈夫だよね、どんな事でも。
今日、君は僕の友達をころした
「ごめん」
自分が悪いとは思っているのか、なら...
「いいよ、次からは気をつけてね」
「ありがとう、ごめんね」
謝るのが癖の君と、全部許しちゃう僕
君のおかげで邪魔者が居なくなったなら
君に感謝して、今は2人でいよう。
「ありがとう、ごめんね」
今の夫と再婚してまもなく10年になる。
思慮深くなのにユーモアで私のささくれた気持ちや泣きたい気持ちをまろやかなプリンのカスタードみたいに甘く優しくしてくれる。
離婚した時は、多分再婚出来るとは考えられなかったが今は夫の優しさで私が私らしくいられる。
なのに私ときたら夫の優しさに甘えてばかり。
あなたの優しさにありがとう。
いつまでも未熟者の私でごめんね。
残り少ない人生やがて来るであろう最期のその時まであなたと一緒に。
たくさん思い出を
たくさんの宝物を
たくさんの愛を
ありがとう
そして
傷つけちゃって
裏切っちゃって
悲しませちゃって
ごめんね
君との日々が、全てが
愛おしいです
過去に縋るのは
今日で最後にします
ありがとう、ごめんね
「ありがとう、ごめんね」
産んでくれて
最後まで諦めずに
育ててくれて
ありがとう
こんな身体に産まれて
苦労ばかりかけて
親孝行もできなくて
最後まで
心配かけて
ごめんね
あなたを
母親に選らばなければ
良かったのかな?
あなたの子供に産まれなければ
良かったのかな?
あなたより先に逝けば
良かったのかな?
今でも
後悔してる…
本当に産んでくれて
ありがとう
だけど…
産まれてきて
ごめんなさい…
お題「ありがとう、ごめんね」
恋愛SS
ーー
テレビ番組の芸人を思い出し笑いするその顔が
あいつの1発ギャグで笑うその顔が
女子にしか分からない会話で笑うその顔が
怒られてる時 面白くなって笑うその顔が
君の笑顔 全部が大好きだよ
って伝えた時君はふにゃっと笑って
「ありがとう」
って言ったよね
君の笑顔は 僕の大事な宝物なんだ。
だから、そんな顔しないで
僕の前では笑っていてよ。
今まで
「ありがとう」
本当に
「ごめんね」
笑顔だけじゃなくて
全てが 君の全部が
大好きでした。
なんて今更届くかな。
「ごめんね」
#ありがとう、ごめんね
君からの真剣な事もてあそぶ
こんなこと言って謝って済むの
サヨナラのかわりに言うならありがとう
気持ちが荒んで言うのごめんね
お題 ありがとう、ごめんね
あなたに会いに来たの
溢れる気持ちが抑えきれなくて
やっと見つけたと思ったあなたの隣は
知らない誰かと微笑み交わしてる
浮かれてたのは私だけだった
儚い想い出をありがとう、
そしてごめんね
ありがとう、ごめんね。
お母さんが
忘れたかも
しれないけど。
かなり前に
ちょっと
酷い事してるの
忘れたかなぁ。
私だけ
覚えてるのかなぁ。
ありがとう、ごめんね。
どんな状態でもいいから
長生きしてね。
今までありがとう、ごめんね。
君は震える肩でしゃっくりをあげながら泣く。
君を傷付けた身勝手な僕、
なんてナルシズムに酔っている。
無責任に君の前を去る僕を許して。
ありがとう、ごめんね。
この先も僕を忘れないで。
親愛
幾度 その言葉に
縛られて
幾度 涙流したの…?
幾度 その吐息に
魅せられ
幾度 心が泣いた…?
記憶の破片に
一つ二つ 刻まれた
「愛してる」の傷み
締め付けられる…
偽りなら もう触れ無いで…
偽善の言葉が 切なくて…
偽りなら もう言わないで…
偽善に満ちた 哀しみを…
私が欲しいのは
真実の言葉…
求める故に
辛くなる…
ごめんねよりありがとう。
『ありがとう、ごめんね』
その子には翼が生えていた。
オルレアの花弁を思わせるような白い羽。畳んでいる状態でも片翼で大人一人覆うことが出来るほど、その翼は大きかった。その子の小さな体躯には不釣り合いにすら見える。
有翼人。
遥か昔に人と戦い、敗れ、虐げられてきた民族だ。
彼らは富裕層に所有されているため、私は今まで本物を見たことがなかった。だから、初めて目の当たりにする翼の美しさにすっかり心を奪われてしまった。腸を散らかし食されている父親が眼中に映ることは無く、ただただその光景に見蕩れていた。身動きが取れなかった。
「なんて美しいの」
ため息ほどの小さな呟きをその子は聞き取ったらしい。視線を移し私を認めると、目を細めてゆったりと歩んで来た。
「人間からお褒めの言葉を授かるなんて」
花のように甘い声だ。ふふっ、と笑うと同時に翼も揺れる。艶やかな笑みにクラクラした。
「ありがとう」
そう言うと、鉤爪で私の喉を裂いた。
動脈が切れて、ピュッと血が弧を描く。
視界がずりっ、と平行移動した。
「ごめんね。でも──…」
甘い声はぼやけて、すぐに聞こえなくなってしまった。
ただ、血に染まった羽先を見ていた。赤く艶めいて美しかった。
「ありがとう、ごめんね。」
わたしは親友の墓の前で、そう呟いた。
『ありがとう、ごめんね』
ままを選んで来てくれてありがとう
産んであげられなくてごめんなさい
ありがとう、ごめんね。
あたしを産んでくれてありがとう。
でもあたし、そろそろ膿んできちゃったな。
まあ、精子時代に頑張っちゃったあたしが悪いんだろうけどさ。
さて、無駄話はここで終わりね。
もうこの家には二度と帰らないね。さようなら。
あ、あと一個だけ伝えてもいいかな。いいよね。
本当、今までありがとう。
一生、恨んでやるからな。
忙しいのに、私とだけ話してるわけじゃないのに、
いつも私の話を聞いてくれて、笑ってくれてありがとう。
そしてごめんなさい。
好きにならせてくれてありがとう
そして彼女いるのに告白してごめんね
また、新たな恋見つけます
ありがとう、そしてごめんね