『あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私はいつも呑気に笑ってるけど、
辛いことはどれだけ苦しくても言葉に出来ないから
どうにも私のSOSは誰にも届かないらしい。
だけどこの途切れ途切れのかすれた声をどうか、
あなたにだけは届いてほしい。
暗闇の中で1人、声もなく泣いている私を救って欲しい。
━━━━━━━━━━━━━━━あなたに届けたい
「用事って何?」
声がした方を見ると、クレスメイトの円香だった。
彼女は俺に呼び出されて、ここに来た。
彼女は同じバスケットボール部の仲間でもある。
同じクラス、同じバスケットボール部と言うことで、週末に一緒に遊びに行ったり自主練の時もよく一緒に練習した。
ずっと彼女のことを友人だと思っていたが、いつしかそれは恋愛感情になった。
その気持ちは自分のなかでどんどん大きくなり
正直言って、円香が俺のことをどう思っているのかは分からない。
だけど今の彼女の顔はうっすら高揚しており、なぜ呼ばれたのか感づいているのだろう。
そして返事がOKでなければ、こんなところに来ない。
だから変に誤魔化さず、単刀直入に言う。
「シュートが決まったら、俺と付き合ってほしい」
「分かった」
勝った。
俺は勝利を確信する。
あとはこのシュートを決めるだけ。
この日のために、毎日練習した3Pシュート。
試合中ならともかく、落ち着いて撃たせてくれるなら絶対に外すことは無い。
バスケットボールを持って3Pラインに移動し、俺は精神を集中させる。
彼女の見守る中、俺はいつもようにボールを放る。
届けこの想い!
そしてボールは放物線を描きながら、ゴールのバスケットに吸い込まれるように入る――
ことは無くリングに当たり、ボールは明後日のほうに跳ねていった
まさか外すなんて……
完全に計算外である。
さぞ彼女はがっかりしただろう。
そう思って彼女の方を見ると、彼女はしゃがんで靴ひもを結んでいた。
しばらく見ていると、彼女は俺が見ていたことに気づく。
「あ、ごめんね。靴紐ほどけているのが気になっちゃって。
悪いんだけど、もう一度シュート打ってくれないかな?
今度は見逃さないから」
なるほど、どうやら彼女は俺がシュートを外した場面を目撃していないらしい。
助かった。
こういうこともあるんだね!
……いや、そんなことある?
ぶっちゃげ、ありえないでしょ。
とはいえ、追及したところで俺に得は一切無いのでもう一度シュートを打つことにする。
俺はボールを拾って、もう一度3Pラインに立つ。
よし、次は外さな――あっ外れたわ。
汗で滑って、リングにまで届くことなく、ボールは落ちていく。
そんな、また失敗するなんて……
さすがに彼女も俺に失望しただろう。
だが彼女は、今あくびをしたのか、口を手で隠していた。
「ゴメン、見てなかった。ちょっと寝不足なの」
そんなことある?
いや、そんなことはどうでもいい。
大事なのは、彼女がもう一度チャンスをくれたということ。
両思いなのは確実なのに、俺がシュートを外したせいで付き合うことが出来ない。
まったく自分の不甲斐なさに、怒りを覚える。
だが反省会は後回しだ。
シュートを決める。
話はそれからだ。
「ちゃんと見てろよ。次も決めるからな」
そう宣言し再びシュートを放つ。
――――――――――――――――――
「ゴメン、ひゃっくりが出ちゃって」
「えっと、よそ見しちゃった」
「ラインでメッセージが――」
「UFOが――」
「ツチノコが――」
「ああああああ。あ、ゴメン、突然叫びたくなって」
全く入らない。
打てば打つほど、ゴールから遠ざかっていく。
練習の時はあんなに入るのに、どうして……
これは神様が付き合うなって言っているのかもしれない。
彼女もそろそろネタ切れだ。
次で入らなければ、諦めよう。
いや、だめだ。そんな弱気では!
「ハアハア、また決めるからな。ちゃんと見ろよ」
円香は小さく頷く。
彼女が今、何を思っているのか?
今の俺には想像ができない。
だけど、俺は引き下がれない。
もう一度、彼女の顔を見て気合を入れる。
ここで確実に決める!
そう決意し、再びシュートを打つ。
よし!
放った瞬間、いい感触を得る。
これは入るか?
だがボールは惜しくもリングに当たり、真上に跳ね上がる。
駄目だった。
膝の力が抜けそのまま崩れ落ちそうになる。
まだだ。
諦めるのは早い。
俺はそのままゴール下まで全力で走り、落ちてくるボールをキャッチする。
もう、やけくそだ。
俺は飛び上がって、ボールを直接バスケットに叩きこむ。
その反動でゴールポストは激しく揺れるのが分かる。
まさに|スラムダンク《強く叩き込む》だった。
もう何が何だか分からないが、とりあえずシュートは入った。
あとはこれを円香がヨシとするかどうかだ。
俺が地面に降りて息を整えていると、円香が近づいてくる。
「君の気持ち、しっかり届いたよ。
でもそんなに情熱的だとは知らなかったな。
フフ、じゃあ私の番ね」
そして唇に柔らかい感触がした。
あなたの決意の理由を
私が届けたい
小さなあなたの双肩を押す
力のこもった詠唱
あなたは私の中で
常に真実だ
真っ黒な髪の毛と
すんとした鼻だち
小さな歯並び
貴女の瞳から落れる涙の
一雫
貴女のくしゃっとした
笑み
貴女の言葉の
一枚一枚
今
顔をきりっと引き締めて
額に青空をくくる
さあ風は吹く
私は貴女をまっすぐにみていよう
ーあなたに届けたいー
最後の君の姿
後ろ姿までかっこいい
最後にあなたに届けたい
ずっとずっと大好きだったよ
あなたに届けたい
不器用で…伝わらない想い
胸に秘めて
心で感じてほしいの
…
都合良すぎるよね…
ごめんね
嫌われたり…傷つくこと
こわくて…なにも言えないの
勇気なくて
あなたに冷たくされたら
病んじゃう
だから…
今のままでいさせて
おねがい
「僕に届けたいものはなんですか」
『あなたに届けたい...?』
「何かしらあるでしょう?」
『ん〜愛情とか?なんてね...』
「そうですかw」
『今のは冗談だかr...』
「でも、他にもあるはずですよね」
「た〜くさん」
「君自身が気づけていないことも」
昔、好きだったあの人に
今はもう連絡も
どこにいるのかもわからない
だけど
『ふぅ、』
マイクを手に握り
一呼吸する。
自分のこの歌で
私の思いが
届けば
いいな。
あなたに届けたい離婚届を
息子に隠された…
「お母さんさぁ決断が早過ぎ!後悔するよッ」
「しないわよ!」
「する!」
「しないわ!」
もういいや
どちらにしても
後悔はしないと思う
だって
息子の気持ちが
痛いほど届いているのだから
#あなたに届けたい
伝えるとすれば、君の選択を僕が正解にするから、していくから
出来れば応援してね。頑張れるように
あなたに届けたい
僕の声、思い、プレゼント
全部貴方に届けたい
貴方に伝わってほしい
でも行動では全ては現せず
願いは儚く散っていくんだ
どんなに頑張っても叶うことのない
画面越しの恋。
何年も見てきた貴方の仕草。
何度も聞いてきた貴方の笑い声。
少しでも、ほんの少しでも多くの愛を伝えたい。
「あなたに届けたい」
あなたに届けたい……。
あなたに……いや、あのゲス女に届けたい。人生を台無しにしてくれた、あのゲス女に。この悔しさを。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
あなたに届けたい。
厄介な何もかも……。
着払い、定形外、天地無用、危険物、放射能漏れ注意、爆発可燃物、直射日光不可。
あなたは
わたしが
友達や
家族と
離れて
引っ越してきたこと
寂しくない?
ほんとにいいの?
って
心配して
聞いてくる。
でも
わたしにとって
今
大事なことは
あなたと
家族になること
だから。
家族や友達とは
ラインとか
電話とかでも
繋がれる。
気軽に会える
距離ではなくなったけど
それでも
あなたとの生活が
大切で
楽しいから。
この道を
選んで
わたしは
後悔してないからね。
#あなたに届けたい
あなたに届けたいものがある。
しかし、それは目には見えない。
どうにか届けたいのだ。
私の手の中にあるはずなのに、目には見えない。
そうだ。
気持ちで伝えればいいのか。
私は愛をあなたに届けたいのだ。
#あなたに届けたい
あなたに届けたい
友だちが子宮を取ることになった
子供が欲しかったって泣いてる
卵巣がん
蝕む病
何もできない私
ただあなたに届けたい、この気持ち
私はあなたに生きててほしい
あなたが私に「生きて」と
願っているように
この気持ちが届きますように
あなたに届けたい
もうすぐバレンタイン
このチョコとこの気持ちを伝えたい
結果は…怖いけれど何も出来ないままも嫌だ
あなたに届けたいこの思い。
どうか届け。
心の中で叫んでも届かない。
ならどうする?
この声に乗せて精一杯大きな声で。
あなたが振り向くように。
伝えたい あなたに続く 特別な
糸電話とか あったらいいのに
あなたに届けたい
半年前から
お世話になっていた
気にせずに
一緒にいたなんて
もうすぐある
バレンタイン
チョコレート
選ぶのが楽しみで
この気持ち
あなたに届けたい
なな🐶
2024年1月30日370
『あなたに届けたい』
観客の眩しいサイリウムの光がが目に入る。観客は皆、楽しそうな興奮した表情を浮かべてる。
私の後ろからの光で観客はシルエットしか見えないだろう。
私は歌でしか表現出来ない臆病者。
この歌だって毎回大丈夫かな?誰かに響いているかな?なんて思いながら表現しているの。
でも、皆優しい。私が歌を出すたびに
貴女に救われました。
貴女の歌があるから生きられます
これからももっと歌い続けて下さい。
なんてファンレターが来るから、歌もダンスももっと届けられるようにって努力出来る。
顔を出す自身はないけれど、今もこうやってサイリウムを振ってガンバレーって声援をくれる人がいるならば
どんなに苦手なダンスだって苦も無く頑張れる
だから今日もいつも明るいサイリウムの光を前に受けながら、聞いてくれてありがとう。って観客に思いながら歌い続ける
あなたに届きますように