小さな欠片を集めながら進んで行くの
オープンワールドを好きなように駆けたり飛んだり泳いだりしながら街を目指すゲームがリリースされた。バトル要素はないが、冒険ギミックが豊富で隠し要素を網羅しようとするとかなりの時間を要する。バトル系が苦手な人でもできる易しいゲームである。
やることはシンプルで、街に辿り着くこと、が目的でゴールである。あちこちに落ちている星の欠片を集めて、それを様々なアイテムに加工し、道中の村や集落で売って旅費を得る。体力や空腹口渇ゲージがあるのでゲーム内アバターの『プレクス』を細めに世話しながら進んでいく。
たまに発生するストーリーイベントはどれも抽象的かつ断片的で考察要素もありハマる人は嵌まる。アバター名がある時点で何かしら想像できなくはないが、公式は明言せず、街についても答え合わせはなく終了する。今後ワールドが増える予定はあるらしいがそれすらも未定のふわふわな曖昧っぷりだ。気長に待てるかどうかが肝である。
それにしたって、このプレクスとかいう種族、種族と言っていいのかすら不明、はどうしてこういう見た目なのか。
真っ白なデフォルメ素体をそのままアバターとして動かし、あちこちに落ちているアバターパーツを拾って好きなように飾り付けられる。目だけは閉眼がデフォルトだがそれ以外は割と充実していて、課金要素もある。ゲーム進行にも影響してくるのでパーツ集めも重要な要素だ。ちなみにガチャとかはない。ひたすら探索、探索次第で進行難易度が変わることもある、発生するストーリーにも小さな変化がある。あ、パーツは一度決めたら変更不可だからそこだけは注意が必要だ。服も靴も変更できない。
一番衝撃的なのは街に着いた後だ。ネタバレにはなるが、なんとなく予想はつくだろうし構わないだろう。
プレクスは街に着くと操作不能となり、ひとりでに神殿へ向かう。街の中央にある大きな湖に浮かぶ真っ白な神殿は舟は出せない橋も渡せない謎のパワーがあり、今まで誰一人辿り着けたことがない未踏の地であった。プレクスは当たり前のように水面を歩いて神殿に向かい、神殿内部の大きな星の欠片にその身をかけて祈りを捧げる。
そこでエンディングムービーがはじまり、ひたすら光る星の欠片を眺めていると、最後に欠片が集まって真っ白なデフォルメ素体が完成する。だが、どれだけ探索しつくそうと「欠片が足りない」と表示される。
そしてまた、最初から、になるのだ。
今度こそ、見つけてね
【題:遠くの街へ】
2/28/2026, 10:09:54 PM