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 海の底から津田は、上がってきた。取ってきたのは、水晶だった。
 手に乗るくらいの大きさだ。だがその水晶は何かおかしい。
 その水晶は茶色くなったり、透明になったり、紫色になったり。
 彼女の洋子は霊感が強く、洋子にはその水晶に暗いもやがただよっていることを言った。
 「えっ?そんな事ないよ」
と、言う。
津田は霊感は全く失く、その水晶をもって帰ると言う
「ダメだって、海に捨てな」
洋子は言うが、津田は、
「大丈夫だって」
と、言って帰ろうかと津田は言う。
「もうっ、知らないからねっ」
洋子は言い、津田は運転席、助手席に乗った。
 津田が街に近ずいてきた、
「もうすぐね」
と、言うと、洋子は右を見た。
津田は固まり、だんだんと石像になっていった。
 何故かスピードが上がっていく。
洋子は、
「なんでよっ!津田さん!」
洋子は津田の車のブレーキを踏む。
だが、止まらない。
「なんでよっ!なんでとまらないの!」
 電柱が前に・・・。
ガシャーン。
車は電柱にぶつかった。
運転席のフロント部分が、ぐしゃぐしゃになっていた。
洋子は電柱に当たる前に出る事が出来た。
洋子が車を見ると、フロント部分を見ると、ぐしゃぐしゃなのだが、
津田は石像になり、バラバラになっていた。


1/20/2024, 2:30:57 PM