My Heart。
「ねぇ私が死んだらどうする?」
「急にどうしたんだよ」
「人間っていつか死ぬじゃない?」
彼女に急にこんなことを言われた。
「死んだら、生きていけなくなるかもしれない、、、」
「そんな大袈裟な」
「大袈裟だなんてそんな、」
「もう覚悟できてるんでしょ?」
「なんの……」
「私のMy Heart はそう言っているよ」
彼女の声を聴いたのはそれが最後だった。
彼女はいつだって突然だ。
前だってそうだった、急に英語の勉強を始めてアメリカへ行くとか何とか…
「ディスイズマイハーツ」
カタコトな英語で何とか頑張っている。
「なんで複数形なんだよ、」
「トランプのハートを指すときには複数形なんだよ!」
「そーなんだ」
彼女はマジックが好きだった。
どこから集めてきたか分からないマジックの数々を毎日ベッドの上で練習していた。
「君にとびっきりのマジック見せてやるんだから!」
これが彼女の口癖だった。
でももう聞けない。
僕は病院を後にした。
振り返ると彼女の病室が見える。
毎日のように窓から手を振ってくれた君はもういない___
「こんなマジック見たくないよ_______________
マジック出来るんだろ、嘘だって言えよ、なぁ、」
今すぐにでも目の前に現れてほしかった。
彼女の最後の一言_______________
それは、彼女のHeartは彼女にもう先が長くないことを知らせていたのかもしれない。
3/27/2026, 10:33:32 AM