わたしは、頭で考えたことをそのまま口頭で伝えることが苦手だ。
頭で考えていることは確かにあるのに、”感情の色”だけがのこり、頭のなかがもやのかかった感じになる。
まとまりがないどころか、自分でもなにを伝えたいのかわからなくなる。
わたしにとって、心をフラットな状態にするために最も必要なものは、紙とペンだ。
頭のなかをペンで紙に書き出していくことで、自分の考えに気づき、自分の思いと向き合うことができる。
わたしは、もともと書く習慣がなく、文章で自分の気持ちを伝えることをあまりしたことがなかった。そのため、最初は文章を書くことにすごく時間がかかるし、うまく言語化できていないと感じていた。
しかし、ここで毎日自分の思いや考えを伝える習慣ができたことで、書くことを通して自分の頭のなかを可視化できるようになり、”感情の色”が暗い色に変わる度に、気持ちが振り回されることはなくなった。
そして、感情を徐々に自分でコントロールできるようになってきたように感じる。
自分の考え、思いの全てをさらけ出そう。
きれいな感情も、薄汚れた感情も。その感情は自分自身ではなく、たまたま自分に住み着いた感情だから、気にしすぎないでいい。
その感情と自分はくっついているようで切り離されているから。
感情に振り回されて、自分の考えや思いが迷子になってしまわないように、紙とペンを使ってまとめていく。
そうすると、自分が心のなかで一番安心できる場所をみつけて、そこを拠点に生活することができる。
自分の行方を明らかにすると、いつでも心のなかの自分と向き合うことができる。
自分と向き合うことは、きっと他の誰かと向き合うよりも難しくて重要なことだと思うから。
__________________________________________手紙の行方___________________________________________。
2/18/2025, 2:37:04 PM