君は闇の中から私を助け出してくれた。
君は私に世界のことや人のことを教えてくれた。
君はいつも優しい笑みを私に向けてくれた。
だから私は君のことが大好きになった。
ただ君だけがそばにいてくれる。それだけで私は満たされる。
私は君が大好き。だから君も私が大好き。そう信じていたけど、本当はちょっと違った。
あの日私は見てしまった。君がとびきり優しく慈しむ顔をあの人に向けているのを。
あの人が特別なんだってすぐにわかった。だって私にそんな顔見せたことなかったから。
……ううん。謝らなくていい。
君は君のままでいて。私への態度を変えないで。
だけど待っていて。いつか必ず君を振り向かせてみせるから。
そんなこと出来ないってわかっていても、私に出来ることはそれくらいしかない。
納得できる私になったら君に教える。だからその時はちゃんと返事をして。
どんな言葉でも絶対に受け止めるから。
5/12/2025, 1:49:52 PM