「友達なんていたって、面倒なだけじゃないか。僕はひとりでいいよ。ひとりのほうが気楽だしね」 僕はそう語る彼と縁側に並んでお茶を飲んでいた。「そうかい。まあ、僕もひとりが好きなほうではあるけれど、君のことは友達だと思ってるよ」 そう一言述べて僕が茶を啜れば、隣の友人が何故か急に、ごほっ、ごほっ、と噎せ始めていた。【友達】
10/26/2023, 9:53:25 AM