RIO☪️

Open App

『太陽』

 太陽のように明るい彼。
でも、そんな彼にも裏がある。
今は、明るいが昔は違った。
彼はいじめられていたのだ。
上履きは捨てられ、机には落書きされていた。
彼は、何度も泣いた。
泣いても泣いても、いじめは収まらなかった。
俺は、それを見ていた。
言わるゆる、傍観者だった。
俺は、いじめを見ていたんだ。
何度も何度も。
ある日、道徳で学んだ。
「いじめの加害者はもちろんいけない行為だし、防寒者も加害者だ。」
と、先生が言っていた。
俺は、思った。
俺は、いじめの加害者だ。
俺は、いじめているやつと同罪だと。
俺は、彼に謝った。
彼は、気にしてないと言っていたがそれはすぐに嘘だとわかった。
彼は放課後の教室で泣いていたからだ。
「俺は、誰も許さない!謝っていたやつもどうせ嘘だ。バカにしてるんだ!」と。
俺は、彼に謝った、しつこいと思われるほど謝った。
ある日、彼はこんなことを聞いてきた。
「なんでそんなに謝るの?」と。
俺はこう答えた。
「前、道徳の授業があっただろ?あのとき思ったんだ。君が虐められているところを見ている俺もやっているやつと、同罪だって。」
「でも、そんなこと言ったて人はすぐに変わらないでしょ」
「俺は、変わりたいと思ってる!だから…」
「嘘つかないでよ!どうせそう言って馬鹿にしているんでしょ!」
「俺は、そんなこと思ってない!俺は、君の味方になりたいんだ…。だから、信じてくれよ…。」
「ほんとに、信じてもいいの?」
「うん。約束する。俺は、裏切らない。」
「約束して…くれる?」
「うん。約束する!」
「ありがとう…ありがとう…」
気づくと、彼は泣いていた。
俺も泣いていた。
その日から、俺は彼と一緒にいることが増えた。
いじめている奴らは、俺が気に入らないようだった。
だけど、俺は気にしなかった。
彼もだんだん、元気が戻っていっているようだった。
彼のいじめもなくなっているようだった。
逆に、俺がいじめてられるようになった。
俺はいじめている奴らに言ってやった。
「いじめることしかできないバカ共が。自分がやられたらどう思うかなんても、考えられないんだよな。」
いじめている奴らは、黙った。
それから、だんだんいじめがなくなった。
卒業してから、いじめている奴らとは、離れられた。
俺は、彼と一緒のクラスになれた。
彼は、前と違って太陽のように明るくなった。
彼いわく「僕は、君みたいにいじめているやつがいても守れるようになりたい。」と。
2年後。
今でも、俺は太陽のように明るい彼と一緒に仲良くしている。
俺も、彼のように太陽みたいになりたいと思った。

8/6/2023, 3:37:51 PM