ひらやま

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夜空を駆ける_78

星屑が空高くなる影で
私はこの屋根たちを蹴って
君のもとへ向かおう。

「だからお願いだよ」

君はその小さな窓を開けて
待っていてはくれないか?

きっとすぐ見つけられるさ。

君はとくべつなんだから。
私が一目見て
この人だと思ったのだから。

この夜に償ってもらわねば。
私のかけらを埋めてくれ。

「約束ね」

2/21/2025, 12:54:06 PM