20歳
強風吹き荒れる中
晴れ着姿で闊歩する若者をあちこちで見かけた
あーあ今日は成人式なのか…
私は田舎の成人式には出なかった
帰省せず
式当日は友人の成人式のお祝いへ行った
振袖姿に真っ白なファーの襟巻き
定番姿であふれかえる会場
華やいだ友人を愛でながら
彼女の手放しの笑顔が可愛いらしくて
私は普段着でめでたさを享受した
それはそれとして
自分自身は着飾り式には全く興味がなかった
父親は娘の晴れ姿を見たかったようだったが
冷めた気分で祝い金だけは貰った記憶がある
額も何に使ったかも全く覚えていない
一人暮らしを始めて久しいのに親の視線に囚われたまま殻も破れずにいる自分自身への焦り
成人がなんだと世間の声にウンザリしていた
今日まで気づかずに来たがあれはあれで
人生初めての親や世間への反抗で…
20歳にしては何とも恥ずかしい成長の証を残していた訳で
冥土の土産に
めでたい記憶の一つにしておきますわ
1/11/2026, 7:52:11 AM