目が覚めると、泣きたくなる。また一日が始まってしまったんだと、起きてしまったことを後悔する。
ここ最近、ずっとそうだ。泣きながら目が覚めて、吐きそうになりながら仕事の準備。
事業所に行って、「障害者がやりました、すごいでしょ」みたいな、健常者ウケするための作品づくり。
こんなことのために手先が器用になった訳じゃなくて、もっとふつうに、子供のためにお弁当をつくるとか、旦那さんのために破けた服を繕うとか、そんなことに使いたかった器用さ。それを、欲しくもないブランディングに使い果たす。
週に2日だけの少ない仕事がつらい。副業で始めた絵の仕事も、依頼が来なければ閑古鳥のスケッチが溜まっていくばかり。それすら、破いて捨てることもある。
小さな頃思い浮かべた、立派な自分の肖像に、毎日毎日土下座して、泣き腫らして、謝り続けてから、一日が始まる。
地獄にも朝がある。
ただただ、地獄が続くだけの朝。
明日は目覚めませんように。
7/10/2024, 4:05:41 PM