親愛なるあなたへ
東京の街並み。
今、あなたは同じ夜景を見ているでしょうか。
上京する私を
涙を流しながら笑顔で見送ってくれた貴方の優しさ。
東京は忙しい街ですが、楽しいです。
でも時々、あなたのいるあの街に帰る夢を見ます。
偶には、そっちに帰ってもいいですか。
偶には、他愛もない話を電話ではなく、
友人として一緒に話したいです。
ビルから見下ろす景色は、キラキラした
私の憧れた東京そのものです。
あなたのいないこの街は
寂しいけれど、冷たくて温かい。
私も、あなたの結婚を祝う覚悟を決めます。
親友があなたにプロポーズしたと、聞いた時には
吃驚しました。
ですが、いつも横に居られない私より、
いつも横にいてあなたを
追いかけ続けてくれた親友の方が、
あなたは幸せになれるから。
あなた、数ヶ月前から親友と付き合っていましたよね。
あなたは嘘が下手なんですから、すぐ分かりましたよ。
だから、あなたはそろそろ私と別れたがっていたでしょう。別れましょう。私ではあなたを幸せにできません。
あなたの新しいパートナーと、新しい生活で、
私の事は気にしないで、幸せになってくださいね。
愛していました。
いつまでもお幸せに、
あなたの友人より
9/18/2024, 12:19:11 PM