NoName

Open App

光と闇の狭間で


彼が歩く道は、眩しいほどの光が当たっている。
光が強いほど、影は遠くへと伸びていく。

光と影が交わるところに、いつも彼は立っている。

いつだって、隣り合わせの光の世界と闇の世界に行ける。
そんな希望や危うさを抱えて人は生きていると思う。

彼には、思わず笑みが溢れてしまうほど幸せな日があり、
地獄の淵を掴んで溺れそうな夜があるのだろうか。
彼はその両方を、平然とした顔で背負っているような気がする。

光と闇のコントラストが深いほど、魅了されていく。

12/3/2024, 9:11:32 AM