暗闇が、部屋を呑み込んでいる。月だけが光の空間。時計の針は、十二時丁度を差していた。何かが蠢く音がする。可愛らしい動物のぬいぐるみ達が不自然に立ち上がり、舞を踊り出す。くるくると回り、他のぬいぐるみと手を繋ぐ。クマのぬいぐるみは食器棚にあった皿を、スプーンで叩きはじめた。まるで、一つの合奏だ。月はスポットライトの様に、ぬいぐるみ達を照らしていた。ミッドナイト、秘密の舞踏会
1/27/2026, 12:56:32 AM