職場では「佐藤さん」近寄り難い、怖いという印象を持たれやすい。楽なのでそのキャラで生きている。
ネットでは「cloud」雲のように害の無い存在でいたい。いつでも消える。
数少ない友人からは「あんた」私の短所も知っている人。隠す事は何も無い。
あなたは「ゆうか」
呪縛のように、私の名を呼ぶあなたの声が耳から離れない。誰にも見せない顔を知っているのは、あなただけだった。
そしてあなたも、私にだけ見せる顔があった。
私達は、私達しか知らない顔を持っていた。
名も同じ。
あなたが呼ぶ私の名前は、私にとって特別だった。
題:私の名前
7/20/2024, 7:23:55 PM