秘密の場所
小学生の低学年のころ、
住んでいたアパートのそばの広い桑畑の端の
草むらの中に何本かの朽ち木やツタなどが
何重かに絡まった盛り上がりがあって、
そこは子供なら2〜3人が十分入れるスペースで、
外からは絶妙に見えない状態だったため、
友達数人で秘密基地にしていた。
拾ってきたクルマの部品や、食べかけの菓子、
石ころなどカラスの巣のように使っていた。
中空の言わば"草のかまくら"で小さめのと、
大きめのものが同じく草のトンネルで
繋がっていた。今の時代なら何かあっては・・と
即、刈り込まれ片付けられるのではないか。
それほどちゃんとしたドームだった。
確か、入る時、出る時など周囲に気配りして
入口も草などで隠していたはずだったが、
何日かあけて訪れると誰かが侵入?した
形跡があったりした。何となく生活臭?を
感じることもあった。
自分たちのものだ!という独占欲とともに
子供ながら少し怖かったのを覚えている。
今思えば、浮浪者さんと遭遇したり、
イザコザを起こさなくて良かった・・なんて
思わなくもない。ひょっとしたら・・
昼と夜とでシェアハウスのようになってた?
・・なんか、トートツに思い出した(笑)
3/9/2025, 12:33:44 AM