私の作品は屁理屈で構成されてる。

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ねぇ
100歳の少女って居るでしょ?
ファンタジーやバトルの物語に出てくる
見た目は少女なのに
実は100年以上生きている
吸血鬼とか、天使とか、
わたしとか。

無茶苦茶な事が許されるの。
あたまの中さえ ずっと夢を見ていられるのなら。
30歳になろうと
40歳になろうと
 100歳になろうと。


その先は、よくわからない
だってわたしは
16歳の少女だから。


きっと
人と同じ吸血鬼はこう思ったの。
わたしは吸血鬼だから
鏡にも映らないし
闇の深い夜にしか
人の世界に姿を現さないし
醜く衰えていく
この愛らしい素顔も
歳月は意味を成さないって。
そう思い込む事にした。
そう我慢する事にした。


そうしたら美少女は
美少女吸血鬼になっていた。
おしまい。

8/17/2024, 10:43:16 PM