【私の日記帳】
何かを記録することは好きだ。
昔からノートや文道具を集めていて、日記帳もまたそれらと同様に、目についたお気に入りは購入することが多かった。
洋書風日記、鍵付きの日記帳。
今も手元にある二冊。最初のうちは書き綴っていたものの、段々と書く気力がなくなり、ついに書かなくなって何年経ったか。考えたくない。鍵付きの日記に至っては鍵をどこにしまったか思い出せない。捨ててはいない筈……。
何かを書くのは好きだが、記録を続ける持続力がない。ここ最近、客観的に自身を分析してみて改めて気づいたことだ。
ついでに加えると、思いつきで買い物をしてしまう傾向もある気はする。いつか使うだろう、いつか使いたい、のような考えで過去の自分は日記帳を買ったのだろう。これは良くない。しかし、買ったものは仕方ない。
折角、手元にあるのだから最大限活用したい。日記帳は装丁がしっかりされているので安くはない。数百円で買えるノートであれば、バラしてメモにするなり捨てるなりできるが、日記帳だとこうはいかない。ではどうするか。
そもそも日記を辞めてしまう理由として、「絶対に毎日書かないと」という固定概念や思い込みが、自分の中で勝手にプレッシャーになり、書くことが楽しくなくなり、書くことをやめてしまう場合が多いらしい。加えて完璧主義だと尚更、続けるのがしんどくなるそうだ。ではどうしたら良いのか。「毎日じゃなく、書きたくなったらで良い」「完璧でなくても良い」のだ。
毎日でなくても良い。
今日書いたページの、次のページが何年かかっても構わない。
こんなに気長で良いのか、と思うと気持ちが楽になる。でも折角、日記帳があることを思い出したので、今日は久しぶりに書いてみるか。
本棚の奥に詰められ日記帳を取り出し、空白のページを開いた。
8/26/2024, 10:46:03 AM