【あなたは誰】5
体がみるみる縮んでいく。
一体どうなっているのか。
私はどのくらい縮んでくのか。
まさかこのまま消えて…
「そんなの困る!…あっ、止まった」
ある程度縮むとそれはやんだ。
「まあ何はともかくこれであの扉が通れるわ!」
体が元通りの大きさに戻るかは不安だけど…。
ま、なんとかなるでしょ!
ポジティブなのが私の良いところ!
「じゃあ、レッツゴー!…って開かなーい!?」
えっ何どう言うこと!?なんで開かないわけ!
?「開くわけないだろうお嬢さん。私には鍵が掛かっているのだから。」
「!?」
何ッ!?またどっからか声がする!もう何が起きても驚いてなんかやらないんだから!
「あなたは誰!?」
「扉だよ」
「そうよね!そう来るわよね!」
扉「さっきも言ったが、この扉には鍵が掛かっている。開くには鍵が必要だ。テーブルの上に手紙と一緒に置いていなかったかい?」
「手紙…」
ああ…ここにきてスチール回収するのね。
「あったけど、鍵なんてなかったわ」
扉「おや、それは困ったね。鍵がないとここを通ることは出来ないんだよ」
「ならどうすれば…」
私は立ち尽くした。
2/20/2025, 12:45:00 AM