『冬休み』
「え、もう1週間経つの?」
冬休みはあっという間にすぎる。
冬休みに入り、サンタさんからプレゼントを貰い、一家の大掃除が始まる。
そして、それが終われば紅白を見ながらみんなで蕎麦を食べ、必死に年賀状を仕上げ、お正月を迎える。
宿題なんてしてる暇無い。
あんなに大量に出す先生は鬼だ。
雪だるまも、かまくらも作らないといけないし、初詣やお正月グッズも買わないと行けないし、友達とイルミネーションも見ないと行けないのに、たった2週間の冬休みだなんて、少なすぎる。
そう思いながら、私は1人簡易コタツに毛布を置き、近くのテーブルの上にさっきスーパーで買ってきて温めた餅と、みかん、そして醤油せんべいを並べ横にある冬休みの課題を押しのけ、ゲームを起動する。
せっかく綺麗にした部屋も、私にかかれば一瞬だ。
にゃ〜ん
近寄ってきた愛猫を抱え、頬をすりすりとした。
すまんが、今年は兎年だ。
私は誰かに謝った。
そして、私は、多数の先生にも謝る羽目になった。
12/28/2022, 11:07:45 AM