陽の光が当たった手を見つめて彼女が言う「冬の晴れはいいよね。」僕は素っ気なく「晴れなんていつでも同じじゃないか。 」と、一言「空気が冷たいからね、いつもよりお日様を実感できるんだよ。」 そう言って彼女は微笑んだ。先天盲の彼女の瞳は冬の強い陽射しに照らされていた。『見えない彼女』
1/5/2024, 11:17:07 AM