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じゃあね
バイバイ
さようなら

いつも軽く手を振る友人に
常日頃思っていた不満だった

「どうして『また』って言ってくれないの」

一つ瞬いた瞳が淋しく細められて

ーーーー鳴り響く鐘の音

目が閉じられていくと共に
端から消えていくその身体を
崩れていく光景を
組み立て直される世界を
記憶へと還っていく全てを

「きみが『二度と』来ないからでしょう」

夢の残滓が一欠片
忘却の海に消えていく

<また明日>

5/22/2024, 12:37:00 PM