「誰かのためになるならば」
自分の生き方は自分で決めたい。けれど運命というものが、あるのだとしたら、その流れに逆らえない、逆らってはいけない時もあるのかもしれない。
最近、宇宙神の計画は人智を超えていると感じる。自分の思いのままには、いかない時がある。
これから、どう生きていけば良いのか、私はまだ暗闇の中にいるけれど、心の中にあったのは、誰かのためになるならばという思いだった。
さしたる力もなかったから、夫を支えてその影の下で生きていく、ひっそりとした生き方を貫くつもりであったし、私の最大の願いでもあった。それが今、大きく揺らいでいる気がする。
こんな私でも、未来の希望の光となれるのだろうか?
夫ひとりのためなら、簡単にやれる気がしていた。心の中の深い所に眠っていたのは、種であった。人類のさらなる繁栄と発展という夢だった。その種がいま発芽しそうである。
未来は人々の願いの心で決まる。私の中で発芽しかけた種を育てていくためには、私ひとりでは不可能だ。
いまのこの願いを叶えたい。誰かのために。どうか弱い私に力を貸して欲しい。未来の子供達のために。
7/27/2023, 4:51:16 AM