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影絵、それは、自分を写すような鏡?の役割を、

持っているように俺は感じている。

いや、感じないとおかしいのかもしれない。

だって、アレは俺で、俺はアレであり俺の一面、

本音の世界?というものらしい、よく理解しては

居ないこと位は分かっている、だけど、だけど、

俺をアレと向き合わせてくれたのは相棒だ。

その事実だけでも、とてもありがたいことだ。

俺以外にもそう、思っている人は多いはずだ。

あぁ見えて、リーダーであり、交友関係も広い、

キツネからご老人まで、マジで幅広いことに、

未だに驚愕している、何処まで器が広いのか、

俺にはまだ、分からない。いや、俺には出来ない






"だからこそ、導く光となれたのかもな。"






花村視点。次の書くのは、変わるかもね。

ある人は言った。俺には、何かしら足りないと。

そりゃそうだ、俺にはマトモな親が居ない、

その現実が嫌だった、でも、誠二が居たから、

俺は、影絵みたいに影の存在にならなかった。

俺が俺で居られた、あの部屋であった全てを、

許してくれた、被害者同士なのだからと、

あんな事やこんな事をしたのに、怒らないのだ、

むしろ、慰めてくれた、俺が昔話をした時も、

ちゃんと叱ってくれて、だから友達同士のままで

今も居れるのかもしれない、むしろ、

そうでないなら、俺達はどうなっていたのか、

情欲に溺れていたりしたのか、違うなら、

まさか、俺が誠二を手に掛けていたりと、

様々な可能性を考えて怖くなったので止めた。

それに、言ったら安曇くんにも、叱られるし。

今があるからこそ。良いのかもしれないな。

今日も飲みに行くから、また、冗談を言おう。






"安曇くーん!俺と結婚しようよー!"







"しない。"






そんな、冗談をサラっと返してくれた貴方が、

友達が好きだから、また、今度も何かお話しよう

大学卒業してから、先生の話とか安曇くんのお話

沢山言いたいことがあるんだけど、まだ、

心で燻っている感情が恋だと知るのは、

まだ、先の事だとは、俺は気付いてないだろう。

ルムナン。(RoomNo.9)Fエンド後

4/19/2025, 10:31:24 AM