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綺麗過ぎて息を呑むという経験をこれまで生きてきて初めてした

光に照らされた彼女は本当に綺麗で、僕の乏しい語彙力じゃとても表せなかった

住んでる世界が違う

本当にこう思うことがあるんだな

優しい彼女はそんなこと言わないでと言ってくれたけど、やっぱり違うんだよ

神様のほんのちょっとした意地悪で横道に少しだけ逸れた彼女

その逸れた道にたまたま突っ立ってた僕がたまたま彼女と関われただけ

なんて運の良い奴なんだろう

偶然が重なっただけ

そうじゃなきゃおかしいよ

光に照らされた彼女は本当に綺麗だ、ああやっぱり僕の知ってる言葉じゃ表せないよ

最後にもう一度その美しさを目に焼き付けて背を向けて歩いていく

あの輝きに少しでも触れられただけで、僕はとても幸運な人間だと思う

その喜ばしさを胸に、輝く世界から何の変哲もない日常に戻っていく

いつのまにか涙が出ていたみたいで頬が冷たい

綺麗過ぎて、涙が出るという経験を僕は生まれて初めてした

そうだよ、あまりに彼女が綺麗過ぎて泣いたんだ

決して愛しいなんて烏滸がましい感情じゃない

そう自分に強く言い聞かせた

2/17/2025, 11:39:55 AM