叶わぬ夢はどこに落ちているのかな。
この場合、自分に限定する必要はない。名の知らぬ人間のモノでも構わない。そうでなければ四つ葉のクローバーなんて見つけられないように、可能性を広げる条件に拡幅する。
緑地帯の歩行者用道路を歩いていた。
このまま進めば荒川の河川敷へたどり着く。昔は水害の氾濫で荒れ狂ったことが由来の荒川。と聞き及んだ。
歩いている少年以外、誰もいない。歩行者用の名折れである。誰もいないし誰もすれ違わない。
緑園化された花園を見やった。まだ本格的な春は来ていない。でも分かるのだ。何処となく花の香りが、鼻でキャッチしたから。
幻香ではない。今に見てろと。誰かが零した叶わぬ夢。それを糧にして、一ヶ月もしないうちに、春は現れるはずだ。
3/18/2025, 12:40:27 AM