はた織

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 ねんぶつのせきがでると、
 浅原才市は風邪さえも仏からの贈りものとして
 なむあみだぶつと大事そうに詠った。

 私が風邪を引いたら、
 誰かれ構わずごめんなさいのせきをして、
 仏からの贈りものを薬で返品するしかない。

 結局、仏さまにもごめんなさいと手を合わせて、
 健康に支配された身体に、もっとブルーライトを浴びさせて、
 深夜までその身を起こすのだ。
                  (241216 風邪)

12/16/2024, 12:52:13 PM