夏場はシュッと減っこんでたのに、涼しくなってきたら途端に舞い戻ってきたな。
腹の肉。
プヨンと波打つヘソ周りをペチペチ叩いて、どうにか引き締まらないかと試してみたが無駄な足掻き。
それもこれも、ご飯が美味しすぎるからだよ。
キッチンの方にに向かってそう叫べば「量、減らそうか?」と引き戸から顔を覗かせた君が菩薩のような笑みを浮かべながら言う。
それはダメ!と勢い良く首を横に振って否定すれば、君はクスクスと笑いながら顔を引っ込めた。
テーマ「鏡の中の自分」
11/4/2024, 9:43:29 AM