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参考
き-ずな【絆】断ち切ることのできない結びつき。元は騎綱(き-づな。諸説あり)で、動物を繋ぎ止め行動を束縛するものだった。人に対しても、かつては「行動や感情を制限するもの」といった否定的な感情を伴う用例が主だったが、明治以降現代と同様の肯定的な感情を伴う用例も見られるようになったという。

引用
ほだし【絆し】①馬の足を繋ぎ止めるもの。また、手枷足枷。②自由を束縛するもの。特に、人情や義理が絡んで行動の妨げとなるもの。また、そのもの。
ほだ-す【絆す】つなぎとめる。束縛する。
ほだ-される【絆される】情にひかされて、心や行動が束縛され身動きならない気持ちになる。
(旺文社国語辞典より)

メモ
絆創膏
「絆」も「創」も「きずな」「きず」という良く似た訓が隠れているのが興味深い。それこそ「きず」を「束縛する」という意味なのだろう。身動きできずに傷ついて、そうして創られた傷を更に固定することで治そうとする。応急処置にはなるけれど、本当は時間にまかせて自然とかさぶたになって治っていくのが好ましい。けれどいつでも待つ時間があるわけじゃないから、やっぱり応急処置の絆創膏を貼って立ち向かっていかなければならない場面もある。

3/6/2023, 11:01:33 AM