薔薇を貴方に。

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─夜が明けた。─

夜が明けた。
雨だった。雨の日は気分が下がる。
めんどくさいと思いながらも制服を着る。

傘を持って外へ出ると小学1、2年生ぐらいの子達が雨が降っているにも関わらずピチャピチャと音をたてながら飛び跳ねている。

楽しそうだなぁ、と思いながら学校へ向かう。
教室へ着き席に座って窓の外を見るとさっきよりも雨が沢山降ってきている。
顔を前に向けると同時にチャイムが鳴り、朝のホームルームが始まる。

ホームルームが終わって何分か経ったあとに授業が始まる。
私の耳にはみんなが鉛筆を動かす音と雨の音、そして少しの話し声だけが聞こえてくる。
また一日が始まったなぁ、と思いながら机に突っ伏し授業が終わるのを待つ。

そして時間が過ぎ、終わりのホームルームをしてみんなが帰っていく。
玄関を出ると雨が止んでいた。学校から先の奥には虹がうっすらと架かっていた。
写真を撮ってから歩き出す。雨のせいで道が濡れていて所々に水たまりがある。帰り道を歩いている時に今朝の小学生達が水溜まりの中を飛び跳ねながら遊んでいた。羨ましいと思いながら家へ帰る。

お風呂やらなにやらしてベッドに横になる。

ベッドに横になりながらまた私は嫌いな明日が来るのを待つ。
夜が明けるまで。

4/28/2025, 12:59:59 PM