(遠くの声)茜色の空を尻目に子らと帰路を辿る。ふと、呼ばれた気がして振り返れば空には一番星。もう手の届かぬ星を、じっと、見つめて、────……えぇ、いま、いきますよ。…帰りましょう。子らに呼ばれて、帰路に戻る。もう、声は聞こえなくて、振り返らなかった。
4/16/2025, 2:40:20 PM