ある日、主様が花をプレゼントしてきた。
「こっそりね、育ててたの。」
そう言って渡されたのは白いカーネーション。
「え、これオレにくれるんすか?」
「うん!アモンにあげたくて!」
笑顔で言う主様の顔はとても可愛かった。
「ありがとうございますっす!
一生の宝物にするっす!」
あまりの嬉しさに思わず顔がにやけた。
「そっすか…」
少し照れながら主様を見る。
「喜んでくれた…?」
その問いかけにオレは元気よく答えた。
「もちろんっす!超嬉しいっすよ!」
「よかった…」
ホッと胸を撫で下ろす主様。
そんな主様はとても愛おしかった。
たとえ、これが間違った恋だとしても。
オレは主様のことをずっと思い続けるっす。
「主様、オレからもプレゼントがあるっす。」
そう言って、四つ葉のクローバーを渡した。
4/22/2024, 10:21:18 AM