声が枯れるまで歌い続けてでも、伝えたい気持ちがあったはずなんだ。 直接言葉にするのは恥ずかしいから、想いを載せた歌を歌ったはずだった。 互いに励まし合って笑い合って、夢に向かって歌い続けたはずだった。 でも結局、私の声が貴方の心に響くことは無かったね。 貴方の心を捕えたのは、隣に立っていた私の歌じゃ無かった。 こんなことなら最初から想いを言葉にすれば良かった、なんて。 嗄れた喉の掠れた声じゃ、もう何も伝えられないけど。
10/21/2024, 1:20:37 PM