その日から、隣人さんと会わなくなった。
朝、いつも通りに家から出てもね。
毎日に安心して過ごしてた。
だけど、私にストーカーが出来てしまったんだけど。
アルバイトから帰る時に何だか後をつけられている気がするし、最初は私の自意識過剰が働いただけだと思っていた。
だけど、日を重ねていく度にストーカーの行動は酷くなっていった。
「最近ストーカーされてる気がするんだよね…」
とある日にカフェで親友に相談することにした。
「え…マジ?」
「うん…」
私と親友が相談した結果、ストーカーされてる気がしたら、取り敢えず振り返ってみること。
怖くても、出来るだけ証拠を持って警察に行けるように。
「大丈夫、私もついているから。一人じゃないよ。」
そして、とうとうその日が来た。
相変わらず、ストーカーが着いてきている気がする。
何回も振り返ることに躊躇したのだが、これじゃ何も進まないと思って、私は勇気を振り絞って後ろを振り返ることにしたのだ。
「………えっ、」
振り返ると其処には、街灯に照らされた"隣人さん"が居た。
「また、会いましたね。」
そう街灯に照らされている隣人さんは私に不気味な表情で微笑んだ
8/9/2024, 10:04:49 AM