溢れる気持ち
ハッ眠ってしまった。どれくらい寝ていた?しまった、息子はどこに…?
娘が生まれたばかりの頃、うっかり寝落ちしていたことがあった。
息子はまだ2歳になって少し、片時も目を離せない時期だった。
一瞬自分がどこにいるのか、今一体何時なのかわからなかったのは、部屋の中が暗くなっていたから。
慌てて見渡すと、部屋の端っこの窓辺、ほそーく開けられたカーテンから射す光の中で、静かにレゴで何かを作っている息子がいた。
「ごめんね、ママ寝ちゃってた。なんで部屋が暗いのかな…?え、電気はどうして消えてるのかな?カーテンも閉まってる…?」と混乱していたら、「ママが寝たから⚪︎⚪︎がやったよ〜いつもママがしてるみたいに」「え?電気のスイッチはどうしたの?」「椅子にのぼったんだよ」
その時私は圧倒されていた。
自分が何を受け取ったのか大き過ぎて言葉にならなかった。
人が人を思いやるとか、そのために行動するとか、そういうことはもっと後から習得していくような事柄なのかと思い込んでいた。
息子の発達が早めだったのかもしれないとか言葉にしてしまえばそんなことなのかもしれないが、もっと根本的な人間観のようなものが覆されたような心持ちだった。
性善説とも違うし、ギビングな人とかなんかそういう心理的な傾向や素質などのこととは枠組みが違うような。
もう昔の話だけど、あの時の心の状態は今もはっきり思い出せる。
溢れるほどの気持ちを感じた時は言葉にして輪郭を与えていくと絶対に表現できない何かが存在するし、きっと芯はそっちにあるんじゃないかなと思う、私の表現力では〜。
2/6/2026, 5:52:03 AM