「...へ?」
目を開けた時に飛び込んできた光景にまぬけな声が出てしまった。
「どこここ」
だって仕方ないじゃん。なぜか貝がらがたっくさんあるきれいな海?みたいなとこで目が覚めたんだもん。
「きれーだけど...なんでここにいるんだろう」
よくわからない。
たぶんお兄ちゃんのイタズラだと思う。
「まーいいや。かいがらであそんでよ!」
不安でなきそうではあったがあえて強がてみせた。そうしたらイタズラの時間が短くなるのを知っていたからだ。
「ぴんくのやつがたくさん!」
ぴんくが好きだからそれはうれしかった。
他にも、あお、きいろがある。
「みっつのいろしかない...ん〜じゃあおしろつくろーっと!」
そう思いひとつ、かいがらをつかむと
「いたっ」
あたまがちくちくした。お兄ちゃんにぱんちされたみたいな感じ。
ちくちくのあといきなり5さいのたんじょーびぱーてぃーの記憶がよみがえってきた。
『おめでとーはい金だぞ。好きなもんでも買っとけ』
(おとおさんだ!げんきかな?お金くれたからおとなみたいでうれしかったなー!)
『はい。ケーキの代わりのカップ麺。足りるでしょ?』
(お母さんが作ってくれるかっぷらーめん!だいこーぶつ!)
『俺からは...ねぇわ!まぁ後で俺の友達と遊ぼうぜ〜w』
(お兄ちゃんのお友達と遊んだときこわかったなー...。はだかでさむかった!でもたくさん遊べて楽しかったな〜)
続きは後で―
6/17/2025, 6:59:24 AM