No.296『遠い約束』君に半ば強制的に結ばされたあの約束。「たくさん生きて、その思い出を私に話すこと」ふふっ、もうすぐ果たせそうだよ。君のいない日々はやっぱりすごく味気なかったけど、だけどそれでも生きたよ。君にいっぱい思い出を聞かせるためにいろんなところに行った。いろんなところに行くためにちゃんと働いた。ねえ、だからそっちに行ったらまずは僕のこと、たくさん抱きしめてね。
4/9/2025, 7:28:07 AM