「おーい。もう大丈夫なのか?」
もはや、知らない人になりうる。
「もう消えて。お前の事はもう思い出さないって決めた。だから、消えて。」
想像の友達。ある日を境に消えた。でも稀にこうやって現れる。
邪魔だ。
「お前の事考えたら何も出来ない。お前らの世界観に吸い込まれちまうんだ。」
「…そ、じゃね。」
意識が途切れる。
「あいつは…?」
俺は思い出すことも出来なくなった。
「ただいま。」
「…おかえり。」
おかえり、前の友達。
あいつらは多分…
邪魔な存在だったんだろうなぁ。
10/6/2022, 10:09:40 AM