糸花

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『優越感、劣等感』
小学生の頃は、興味で話しかけていた。というより、わたしより話せない子がいることに、興味がわいていた。

何十年越しだろうね。流すように見ていたネットで気になる記事に目が止まった。

緊張で上手く話せないし、笑うことも難しい? もしかしたらって、記憶の中の女の子と、症状が重なっていった。
だけど、記憶の中の女の子は顔を真っ赤にしながらも、笑っていた。大人しい、控えめであったけど、リアクションは悪くなかった。イジられキャラとして成り立っていたのが救いだろうと、今なら思う。

大人しい、控えめ。そういうのは、わたしにもあったから、本当は話せるんじゃないの? そう思ってたから、興味がなくなったら話しかけるのを、やめた。

他者から見て、はっきりとした嫌がらせにはいかないものの、周囲の目が気になって話すのをやめたこと。
中途半端なこと、したな。


7/14/2024, 8:05:48 AM