突然の君の訪問に私は1歩後ずさりした。
目の前で亡くなったはず君が
今目の前に立っているのだから。
「なんで」
この言葉は声にならず
口から息を吐き出しただけだった。
君は美人で自由奔放で可愛くて
私が今まで関わった人の中で一番綺麗な人だった。
そんな君がいなくなって
私が君を見つけ出した時
君は体が傾いて
後ろへ一直線で落ちていったところだった。
まるで映画のワンシーンのように
美しく儚い瞬間だった。
彼女が地面に打ち付けられた音を聞いて
私は上から地面を見た。
彼女は赤を広げて倒れていた。
でも可笑しかったんだ。
階段を一気に駆け下りて彼女の元へ行った。
けど彼女はその場になくて
彼女は生きていた。
今目の前にいる。
どうして?
色々分からなかった。
そして怖くなった。
なんで貴方ははここに居るの?
─────『突然の君の訪問。』
8/28/2024, 11:12:39 PM