岐路
もし、人生の岐路をすべて可視化出来たら、果てしなく複雑なレースのように広がっていくように思う。
人生の岐路は、日々何度も現れる。
朝ごはんに買い置きのパンがきれてて、おにぎりたべちゃったり、家を出る時間を5分早く出来て、一便早いバスに乗ったり。それだけで、普段乗るはずだった電車の遅延に巻き込まれなくてすんだり。
状況に流されてせざるをえなかった消極的選択も、選択は選択だ。
選んだ覚えのない些細な選択が、生死を分かつ重大な岐路となることもある。
素敵な人との出会いで、うっとりするような図案が生まれたかと思えば、カミソリのような不運に突然断ち切られたり。
どこでどんな色の糸と絡み合うかも予測不能。
どんなレースが出来上がるのかな?
人生の最期にああ、愛おしいと思える作品になっていたら、万々歳!
6/8/2023, 11:39:12 PM