"不完全な僕"
この世に完全な人間なんていない。少なくとも俺自身は完全な人間なんかじゃない。答えの無い道を、迷いながら進んでいる。以前の自分はそうだったけど、今は誰かに答えを委ねてしまう。自分で答えを出してしまったら、また傷付いて動けなくなってしまいそうだから。自分がこれ以上傷付きたくないから、誰かに《答えを出して欲しい》って縋って、傷付く事から逃げている。けれど、そんな自分が嫌だなんて思わない。だって、それも《俺》の大切な思いだから。それに、傷付きたくないのは当たり前の感情だから、逃げたっていいんだ。それがどんな近道だとしても、嫌だと逃げてもいい。そうしたら遠回りして辿り着けばいい。正解なんてないのだから、全ての道は繋がっているのだから、遠回りしている間に意外な所で別の近道を見つけるかもしれない。それまで考えもしなかった答えが見つかるかもしれない。そうやって色々な道を行けばいいんだ。全部の道を知ってから選んでもいい。だって、不完全なんだから。不完全らしく、もがき足掻いて進んでいい。心は、大切な自分の一部なのだから、心を守りながら進んでいい。
8/31/2023, 10:44:44 AM