Sweet Memories
甘いものはどうしても苦手だ。
後味が粘り濃く、しばらくの間、口の中が甘くて仕方がない。
そんな甘いものが苦手な私は、お菓子より特段甘いものに手を出してしまった。
チョコレートより濃厚でケーキより胃もたれするほどのものに。
甘味で高揚を覚えるなど思いもしなかった。
摂取をしたばかりなのにまた求めている。
苦手な後味だって嫌じゃなかった。寧ろ好きだ。
このようなまでに私を彷彿とさせる甘味は一体なんなんだろうか。
私がそれに気づくまで時間はかからなかった。
含んだ時の幸福感と満足感、無くなった時の寂寥感と物足りなさ。
人生に甘味という新しい領域が加わった時、私は受諾せざるを得なかった。
その時私は、貴方という甘味と共に生きていきたいと思った。
5/2/2025, 5:29:24 PM