朱堂悠

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星座。私は大好きだ。
時々、ウィキペディアで88星座のページを
片っ端から読破し始めるくらいには。

だが、なかなか配置と星の名前が一致しない。
今でもすぐにわかるのはオリオン座と、
夏の大三角形や北斗七星くらいなものである。

そもそも、今の日本で星座盤と同様の星が
はっきりと見えるのは、地方のド田舎だけでは
ないだろうか。
私の実家周辺も田舎には違いないが、
隣町が県庁所在地だったこともあり、
そこそこに街灯が整備されていたので
細かい星々まで完全一致という訳にはいかなかった。
上京した今の住まいに至っては、
一等星すら判別が困難である。
これでは、実際の空を見て星座を見つけ、
かつ名前を一致させるのは至難の技だ。

星座は人々の憧れを背負っている。
しかし、その感動に毎日自然に辿り着けるのは
もはや生まれたお土地ガチャで
最高レアを引いた場合のみだ。
だから、定期的にプラネタリウムのお世話になるのである。

10/5/2024, 4:20:35 PM