ツバメ

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私を突き飛ばし手は、瓦礫の隙間から這い出ていて最後に見た貴方の瞳は、満足気に

這い出た手を掴もうとしたが周りの人に止められ刹那と共に崩れ貴方は、消えた。

粉塵と砂塵が辺りのを埋めつくしコンクリートの隙間から這い出た。勿忘草がまるで貴方の最後の様に気高く勇敢で私は、泣き崩れるしか出来ず。

瞳から遠ざかる花は、風に揺れ何もしてあげらなかった刹那を神様ですら嘆き悲しみ最後に与えた
手向けなのかも知れない。

忘れる日なんて訪れ無いのかも知れないけれどこの記憶も最後の日には掠れて来てしまうんでしょうか?

ツバメ 2024.2/3 勿忘草

2/3/2024, 1:17:24 AM